ベルジュバンスとは
従来のアルカリパーマをかけると髪が傷む。また、毛染め(ヘアカラー)をすると髪が傷むという悩みを解決するために生まれたのが、弱酸性美容法(ベルジュバンス)です。
ベルジュバンス薬剤とアルカリ性薬剤の卵による比較実験
これは、一般的なアルカリ性のパーマ液(左)とベルジュバンス薬剤(右)を髪と同じたんぱく質の玉子での黄身で比較した実験です。
タイマーが示すように30分経過の状態です。上の表にもあるようにアルカリ性には膨潤・腐敗作用があるため徐々に腐り始めています。5分経過頃から色が変わり膨潤・腐敗作用が目に見えてわかり始め最終的には真っ黒になってしまいます。パーマや縮毛矯正の時には10分~は放置時間があると思いますが、その時間の間にも髪に膨潤・腐敗作用が始まっています。その結果ダメージにつながるわけです。
◆弱酸性美容法のポイント
◎酸性とアルカリ性の基準になる中性点はpH5.0前後である。
皮膚毛髪に一番良いPHとは
化学の世界では、酸性でなもなくアルカリ性でもない中性点は、pH7.0と定められています。しかし、健康な皮膚や髪のpHは、pH5.0前後ですので、弱酸性美容理論ではこのpH5.0前後を皮膚や髪から見た生理学的中性点とします。
弱酸性美容のスキンケア・ヘアケアのすべての薬液は、皮膚よりやや酸性側、pH5.0未満の弱酸性ゾーンを皮膚や毛髪に最適な弱酸性として調整しています。この限られた弱酸性ゾーンの美容効果に、世界に先駆けて着眼しpH値を特定したのが初代山﨑伊久江の構築した弱酸性美容理論です。
パーソナルpHから弱酸性へ
“パーソナルpH”を基準とした、一人ひとりの毛髪の状態に合わせたpHコントロールすることで、はじめて具現化できるのです。
ペーアッシュパーソナルシステムは、独自のプロセスによって髪自体が発信するpHを察知し美しい髪へと誘導します。
それは毛髪のなかの組織結合を強固な状態にして、艷やかでしっとり、柔らかで弾力のある仕上がりになるのです。
弱酸性なら全て良いのではないなぜならば、誰ひとりとして毛髪の状態は同じではありません。そのひとそれぞれのpH(パーソナルpH)の状態を正しく知らなければ、適正な”弱酸性”を決めることができません。
艶を放つ美しい髪
顔と頭皮は一枚の皮膚として考える
顔の肌と、髪に隠れて見えない頭皮とは同じ一枚の皮膚であること、この「発見」は弱酸性美容法が確立する以前にはなかったものです。頭皮が乾燥したり荒れたりすると、頭皮の表面はアルカリ性に傾き、全体に膨張してたるんできます。すると重力の法則で、頭皮のたるみは顔の肌のたるみとなって下りてきます。顔の肌を化粧水で引き締めてたるみや乾燥を防ぐように、頭皮も常に引きしめ清潔に保つことが必要です。シワはこうしてできる
毛穴の大掃除
毛穴から頭皮、毛先まで徹底的にきれいにします。髪や皮膚が健康でみずみずしくあるためには、人間の皮膚や髪の弱酸性が常に保たれていなければなりません。弱酸性エステローションで行う施術は、頭皮を洗浄しながら皮膚を引き締めるだけでなく、頭皮の老廃物を取り除くヘアエステ。弱酸性美容ベルジュバンスでは、ヘアエステだけでなく、トリートメントウェーブ(弱酸性パーマ)やソフトアシッドストレート(弱酸性ストレートパーマ)もすべて弱酸性で健やかになります。頭皮の汚れを取ることで男性・女性共に薄毛・抜け毛予防になり、綺麗になった毛穴からは健康でしっかりとした艶のある髪が生えてきます。
デトックス効果
弱酸性美容法で「髪や皮膚をつややかにするヘアケア」の原点においているのは、髪や皮膚の細胞にとって余分なもの・不要なものを取り除くことです。
髪や皮膚をつややかにするために、油分や栄養成分を添付したり滲みこませたりする「足し算の美容」ではなく、髪や皮膚から不要なものを徹底的に取り除く「引き算の美容」、これが弱酸性美容のポイントです。
そしてそこには皮膚や髪のタンパク質を傷める成分や皮膚本来の生まれ変わりを妨げる老廃物があってはなりません。
それらをきれいに取り除いて、皮膚にもっとも適切な生理的環境を作ってあげる美容、それが弱酸性美容です。
身体にあってはいけない有害物質を溜めずに「出せる」体になりましょう。
環境汚染が厳しい私たちの現在を考えると、生活習慣病の原因といわれる活性酸素など生体の錆を作るもの、身体によくないものはどんどん体の外に出すことが重要です。
つまり汚いものを排出する促進方法の選択が、大変大事になります。体の奥から汗を出す遠赤外線サウナや、毛穴を通して老廃物を出す弱酸性洗髪(ベルジュバンスヘアエステ)はその有効な手段になりうるという考え方ができます。
ウエーブをしてもカラーをしても傷まない
髪を傷める美容はもう通用しません。必要なのは髪を良くする"本物のヘアサロン"です。私たち弱酸性美容室では、ご来店くださるお客様の希望にそってカットやウェーブ、カラーリングを施すだけでなく、素材としての髪の美しさをいかに引き出すかを求めてきました。回数を重ねるごとに髪の状態が満足のいくものになり、お客様がサロンに来られておしゃれするのが楽しみになるような美容、私たちが目指すのはそのような本物の美容です。